2018年7月19日木曜日

世代を繋ぐ坪庭

After1
After2
After1



Before

母屋と離れの間にある中庭。大きなデッキでビールを飲みたい。折角なら和風の坪庭を眺めて家族と楽しい時間を過ごしたいという長年のご希望をデザインしました。

[デザインにこだわった点]
①デッキを母屋と離れの間の台形を埋め尽くすように配置しました。その際に、切れ目となるデッキ材の目地を無くして、長板を通すことで、見た目がスッキリします。

②昭和初期、先祖が酒屋をしており、その時に使用していた陶器酒樽が土中より出土しました。陶器酒樽から盃に酒を注ぎ流れて広がっていくイメージを、和風庭園の川が海へ広がるイメージと重ね合わせて、先祖から繋がる歴史という時が流れて今に継承されている様子をデザインに取り入れました。

③動線を描く飛び石が、団らんの場としてのデッキスペースと、癒やしの場としての坪庭スペースを自然に融合するようなデザインにしています。